経歴と蓄え
(株)M’s Fund代表取締役 町田佳昭
経歴
1988年 | 立教大学経済学部 卒業 |
1988年 | 千代田生命保険相互会社 入社 |
1990年 | 人事部 教育課 社員研修業務 新入社員研修業務 新入社員採用業務 |
1992年 | 三軒茶屋営業所長 店舗経営全般 マネジメント業務全般 |
1996年 | 浅草営業所長 店舗経営全般 マネジメント業務全般 |
1998年 | 営業本部 営業推進課 営業戦略 全国支社・営業所マネジメント 営業広報業務 |
2000年 | 独立 ㈲町田商店 事業承継 起業 新店舗立ち上げ |
2003年〜 | 分社 (株)メロ・ワークス 新店舗立ち上げ約100店舗 居抜きビジネス M&A フランチャイズ事業 アミューズメント事業 美容事業 飲食事業 不動産事業 ファンド事業 レンタル事業 イベント事業 |
2008年〜 | 中小企業経営者サポートネットワーク スモールサン 経営者勉強会 ゼミ東京、ゼミ青山 プロデューサー |
私自身の経歴を簡潔に記せば、上記の通りです。
しかし、その項目一つ一つに膨大なFund(蓄え)が存在し、その蓄えの蓄積は応用につながるのです。
例えば、居ぬき事業を通じて、失敗する経営者と、その要因に関して、多くの蓄えを得ました。失敗するには、失敗するだけの理由が存在しているのです。致命的な理由から、小さな些細な要因の積み重ねまで、多くを見てきました。そして、その失敗した案件を如何に改善して成功へと導くのか、ということに取り組んできました。ここではその中で、失敗する要因例を一つを挙げます。それは不要な物や不要なサービス、不要な習慣が溢れていることです。経営者が必要、これは正しいと思っている物や方針も、実は間違っていて不要なものが存在します。ですから、成功への道の第一歩は不要な物事を改善するのではなく、まずは「捨てる」ということです。捨てて、スッキリして、全て風通しが良くなり、さあ、そこから改善へと進むことです。世の中には捨てられない経営者が多数存在しています。それは過去の悪しき慣習であったり、貼りっぱなしの古びたポスターであったり、部屋の片隅に陣取る壊れたパソコンだったり…捨てないと入ってこない、使わないとお金が回らないのと同じです。ですが、人は、他人から指摘されないと、自分の身の周りに溢れる不要物とさよならできないものです。皆さんも心当たりがありませんか?
また先日、ある経営者から事務所の移転に伴う賃貸借契約に関して、相談を受けました。私が行った不動産事業とは、収益物件を複数購入し、賃貸収入を得るという意味での不動産事業ですから、特に不動産契約に関しての専門家ではありません。しかし、店舗事業をいくつも行う中で、様々な事例が蓄積され、街にある不動産屋の担当者よりも経営者に役立つであろう知識が蓄積されています。更に、多くの契約ごとには、それぞれ大きな落とし穴が存在しているもので、経営者は簡単に印鑑を押せば良いという訳にはいきません。
更に、多くの事業を行う中で、ネットワークが大きさを増し、私の蓄えの一つとなっています。事業を行う中で、全て自社で賄うのではなく、多くをアウトソースすることで、経営の効率やスピードが飛躍的に向上することがあります。
例えば、工務店が家を建築する場合でも、自社社員で全て賄っている工務店は少なく、その多くが大工事業者さん、電気事業者、設備事業者、水道事業者、外構業者、インテリアコーディネーター等々、多くの事業者へ工事の発注を行い、全体をマネジメントすることで、より多くの案件を手掛けることが可能であり、クオリティを向上させることにつながります。
起業経営も同じです。多くのステークホルダーと言われる協力者によって、貴社の事業は飛躍的に向上するのです。
事業とは異なりますが、私が長年取り組んできた経営者勉強会のコーディネート、これは営利目的としてではなく、無報酬の自己啓発として取り組んできましたが、その中で得た知識や人的ネットワークも蓄えとなっています。
その中で、多くの経営者から経営相談を受けました。
中小企業経営者は、日々問題に直面しており、その問題は実に様々です。問題の相談だけではなく、好調な企業経営者と将来ビジョンについて語ったり、新事業の展望を検討したりと、充実したコミュニケーションの機会を多く得ました。それも、私の蓄えの一つです。
多くの経営者様からのご相談をお待ちしていますし、共に企業発展へ歩むことを楽しみにしています。